少しずつではありますが・・・

新型インフルエンザの感染によって、大阪府内は、感染防止のために様々な規制が入り、街の活気が失われていましたが、当初の予測よりも、その毒性が弱いことなどがわかり、少しずつではありますが、いつもの街に戻りつつあります。
街を行き交う人々の多くが「マスクを着用」し、それに伴って関西地区では「マスク不足」が深刻化し、学校は休校、多くの人が集まる催事は中止、もしくは延期が相次ぎ・・・

今回の新型インフルエンザの国内感染から、私達は学ぶべきことも多かったのではないでしょうか?

いま、盛んに「リスクマネジメント」や「危機管理」という言葉が使われていますが、似通った意味に取られがちなこの二つの言葉は、厳密には全く違う意味だそうです。
先日読んだ書物にわかりやすい解説がついていましたので、ここで御紹介します。

■リスクマネジメント→天気予報で「雨」の予報が出ている。それを見て、たとえ雨が降っていなくても、折り畳み傘を持って出かける。

■危機管理→出先で急に雨が降ってきたので、濡れないように軒先で雨宿りをしたり、コンビニに駆け込んで傘を購入する。

というような違いがあるそうです。

今回の新型インフルエンザでは、国も自治体も私たち市民も、「リスクマネジメント」はできていなかったのかも知れません。

将来への課題は残りますが、今は、感染された皆さんのご快癒を心からお祈りするばかりです。