亦楽山荘を視察してきました

shimono-iwao2009-05-20


先日、茨木市里山森林ボランティアグループの皆さん、行政職員の方々と一緒に宝塚市・武田尾の桜の苑『亦楽山荘』(えきらくさんそう)の視察に参加してきました。
『亦楽山荘』とは、桜の研究者として有名で「桜博士」と呼ばれた植物学者・笹部新太郎氏が、明治45年に、兄から譲り受けた武田尾の山林を桜の品種改良や接ぎ木などを研究する演習林として整備し、活用されたのが始まりです。
ちなみに名称の由来は、蘇東坡の詩の中の「此間亦有楽」からとられたそうです。
この『亦楽山荘』は、猪名川とJR廃線跡地に沿った風光明媚な場所で、山全体では40ヘクタールもあり、今は宝塚市の市有林になり、ボランティアの皆さんの手によって整備された散策道があり、春には満開の桜、秋には広葉樹の紅葉、というように四季折々の色彩を楽しむことができます。

この日、私達に同行、指導いただきました保存会の長岡会長、伊藤事務局長の解説から、皆さんのご苦労や、この山林を美しく保存することにかける心意気が伝わり、感動しました。
ここで学んだことを茨木の里山の整備、ボランティア活動支援策の構築に、是非活かしていきたいと思います。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

最後になりましたが、『亦楽山荘』は美しい山ではありますが・・・山全体が、急峻なため登りはキツイですよ。