子ども学習 未来へ発信!

shimono-iwao2011-12-03


先日、『子ども学習 未来へ発信!』が、開催されました。
この事業は、今年で3年目になる茨木市の広報公聴事業です。
市内小学校の児童達による研究発表が茨木市役所内の会議室で開催されました。
当日は、茨木市長をはじめとする市関係者も参加し、将来を担う子どもたちの考えや夢、希望を聞かせていただきました。

茨木小学校3年生による『バリアフリーについて考えよう』をテーマにした発表では、車イスを利用する同級生の視線に立ち、校内の導線から、学校教室内の設備品の配置や、体育設備の改善点、街中の歩道の起伏や陸橋利用時における車イスの安全走行、ノンステップバスの導入の促進など調査し、改善希望などの課題を研究し、発表してくれました。

沢池小学校4年生による『沢池環境探検隊-見た・聞いた・調べた-』をテーマにした発表では、地域にある松沢池の環境調査から、池に生息する生物に関する聞き取りや年代対比、学校給食から地元の野菜作りを知り、残食調査の研究発表から、廃棄処理対策にまで踏み込んだ内容でした。

玉櫛小学校6年生による『KAIZENプロジェクト-身近な課題を解決しよう-』をテーマにした発表では、授業時間を有効に使えるように授業終了後、クラス全員で次の授業の用意をする習慣をつける運動や、作物を育てる苦労と作物の旬を知り、給食を残さない運動を通して地産地消の大切さと農業を守り育てる必要性を学んだことについての発表でした。

彩都西小学校3年生による『つながろうSAITO1-彩都大好き!私の思い-』をテーマにした発表では、小学校近辺や地域公園の配置や状態調査、彩都に緑が豊富な事情、モノレールの駅やスーパーの様子、地域に交番や消防署がないことと、学校の新設や校舎の増築予定など地域開発計画を知ることにより、地域に愛着を持つことにつながったという研究発表でした。

どの研究発表も、子どもたちの視線で、社会に踏み込んだ研究内容になっており、傍聴されていた保護者、教員の方々からも大きな拍手が送られました。

子どもたちの素直な考えや希望、要望の実現には、それぞれ課題もありますが、貴重な声を市政に反映させることができるよう、私も微力ながら努力していきたいと考えています。

来年の研究発表も期待しています!