「キツネのカミソリ」観察会

shimono-iwao2008-08-17

昨日は、朝から車作の山中に自生しています「キツネのカミソリ」の観察会が開催されました。私も地元住民の一人として参加させていただきました。
「キツネのカミソリ」は、毎年、お盆前から花をつけ始め、里山一帯に薄オレンジ色の小ぶりな花が咲きます。満開時には、観察路に沿ってまるで絨毯を敷いたような美しい光景が広がります。

日本国内でも珍しい、この「キツネのカミソリ」の自生群生地はとても貴重で、毎年、それを楽しんでいただくための観察会が開催されるのですが、その陰には、ボランティアの皆さんによる地道な努力があります。除草、観察路の整備…こうした目に見えない努力があるからこそ、美しい「キツネのカミソリ」を鑑賞することが出来るのです。
ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様です。
今年は、観察会の後、場所を炭窯のあるゴンゴンファクトリーに移し、参加された皆さんと一緒に流しそうめんを楽しんだ後、「車作」の地名の由来や、炭焼きの話、史跡「権内水路」の説明と周辺の散策など、一日かけて「山の自然と歴史」を一緒に楽しみました。