炭焼きをしました!

shimono-iwao2012-05-20


久々に、地元の炭窯に有志が集まり、炭焼をしました。

午前9時から2時間余りの時間をかけて、約400本余りの炭材を炭焼窯に詰め込み、ようやく11時半頃に着火。
いつものことですが、最初の2時間余りは、冷え切った窯の中を温めるために、木の枝や青竹を勢いよく燃やし続けます。
窯が程よく温まると、煙突から出る煙りが変化してきます。
この週末は、爽やかな気候でしたが・・・それでも、窯の焚口は熱くて熱くて大変です。
窯にもクセがあるのでしょうね。この炭窯は、焚き付けから着火するまで、いつも決まって、約12時間かかります。
「いつもの調子でいくと、夜中の12時半頃には作業の終了だね」と、仲間と話しをしながら、焚き付けを続けましたしたが、夜中の1時、2時になっても、なかなか思うように着火してくれません。
そこで・・・星空の下、一旦あきらめて仮眠を取りました。
白々と夜が明けかけた4時ごろになって、ようやく、焚き口からは着火の目印しの青白い炎が顔をのぞかしてきました。
今回の着火は、いつもより5時間も長くかかり、なんと17時間。
長時間の原因は?
炭材の乾燥か?
窯の冷えかたか?
天候の関係か?
いろんなことが原因として考えられますが、相手は自然。なかなか、これという原因を特定するのは難しいのです。
苦戦しましたがとりあえず無事に着火し、あとは、約10センチの太さの筒から入る空気だけで約二日半から三日ほど燃焼させます。

今回は苦労しただけに・・・「立派な炭が焼き上がりますように」と祈るばかりです。
炭焼って、炭材の準備から窯入れ焚き付け、炭出しまで大変な作業です。
そうそう今回、夜中に体長が大きそうな苆猪が駆け抜けて行きましたよ。