農業問題を考える

shimono-iwao2012-02-02


先日、見山地域の農業者による集落営農・集団化営農の勉強のため、滋賀県甲賀市農事組合法人『酒人(さこうど)ファーム』の視察研修会に参加させていただきました。
酒人ファームは、酒人地区の56戸の農業者で構成され、約53ヘクタールの面積で地権を集約し、『集落一農場』方式で加入者全員の力をもって、世代間の融合をはかり、地域を活性化されています。
また、農機具の大型化を進め、基本的農作業は土・日・祝日とし、会社勤めしていても、農機具作業が行えるようにするなど、農家一軒一軒の負担軽減を図る工夫がされています。
酒人地区では、老若男女が集まり、年齢性別に各人の役割分担を作り、農業生産者として活躍されているということが、とてもよくわかりました。

私達の見山地域では、広大な農地の集団化はできませんが、いずれ迎えるであろう農地の荒廃化を見据えて、きちんと対策を講じていかなければなりません

研修に参加させていただき、直接聞かせていただいた苦労話をしっかりと理解して、地域の皆さんの力になれるよう、行政と地元との橋渡しに努めて参ります。