昔ながらの生活体験

shimono-iwao2010-04-01


茨木市内の小学校で実施されている『放課後子どもプラン』という活動を皆さんはご存知でしょうか?

『放課後子どもプラン』の一環として、『昔ながらの生活体験』とい催しが、今年度最後の土曜日の授業として行われました。

これは、先月、子どもたちが炭作り体験で、焼き上げた木炭を使い、火をおこし、その火を使って、餅をつき、出来上がった丸い小餅を焼いて食べるという体験でした。

まずは、種火作りからスタートです。これは、高学年の役割。新聞紙を丸めてマッチで火付け、団扇であおいで火をおこします。慣れない煙りとの戦いです。そのうち、木炭がパチパチと音を出し、赤く着火した部分があらわれると団扇のあおぎも全開になり、みるみるうちに炎が上がり種火が完成。
その種火を低学年がコンロに分け、団扇であおぎ続けて、炭火焼きが出来る状態になるまで頑張りました。
完全に火がおこってから、網を置き、小餅をのせて、自分で裏返しながら、ほど良い焼き加減になるまで餅焼きをするのですが・・・火力の加減で真っ黒な餅があちらこちらに・・・
指導される保護者の方々もてんやわんや・・・

最後は、みんなで力を合わせて焼き上げた小餅を醤油餅にしたり、ぜんざいにして美味しくいただきました。

私達の世代にとっては、子どもの頃に各家庭でよく見かけた光景であり、子どもの仕事だったことでも、最近の子ども達にとっては、全くの未知の世界の体験だったようです。
このような課外授業によって、子どもたちが、物を作ることの大変さや、自分で作ることの楽しさ、食べ物への感謝の気持ちをを感じることができるというのは、とても良いことだと思います。
当日は、講師役の私自身もバタバタしましたが、とても楽しく過ごすことができました。
お手伝いいただきました役員の皆さん、本当にご苦労さまでした。