アドプトリバー清掃

shimono-iwao2009-06-09


皆さんは、『アドプト制度』をご存知ですか?
『アドプト』とは、本来は『養子縁組をする』という意味です。最近は、行政と市民が二人三脚で協力し合って進める清掃美化活動のことを『アドプト制度』と呼ぶケースが増えているのですが…
清掃と養子縁組…ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
簡単に説明しますと、ボランティア市民が「里親」になり、一定区画の公共空間を自らの「養子」とみなして、この養子(公共空間)の清掃活動を行うことをこのように呼ぶのです。これは、1985年にアメリカのテキサス州で生まれ、その後、急速に全米に広がり、日本では1988年ごろから導入されはじめましたそうです。
今回は、地元の佐保地区において、この『アドプトリバー清掃』が行われました。
一級河川である佐保川の清流と美化を守るため、地元自治会や団体が自主的に清掃活動を実施され、行政(大阪府・市町村)が支援し、三者の協力によって、美しい河川環境の保護に取り組んでいます。
当日は、総勢100数人がゴミ袋とハサミを持参、予め決められた佐保川の中に入り、流木や空き缶、ビニール袋などを集めて清掃を開始、すると…ゴミ袋はみるみるうちにいっぱいに。
約2時間ぼどで受け持ち区域が完了し、集まったゴミ袋を見て、あらためて我がふるさとの川を美しく保つことの意義を確認できたような気がしました。

今、大阪府内では、このような制度を活用されている団体が、108団体もあるそうです。
このような住民自らが、自分達の町の環境を守るための活動が広まることは、勿論、喜ばしいことなのですが、それ以上に、まず、一人一人が自然を汚さないことを心がけることが必要なのかも知れません。

当日、参加された皆さん、お疲れ様でした!!